アンケートQ&A (6頁)

30.12.9 講演会アンケート(回答)(6ページ)

(6)【ご質問】 高齢者デイサービスで勤務しております。高次脳機能障害者の方の発言や行動により他のお客様とのトラブルや偏見に対し、職員としてどのように係わってよいのか悩んでいます。

【ディサービス夢子 藤井さんの回答】
私たち「夢子」でも今まさに同じような問題が出てきています。絶対というものではありませんが、以下のように回答します。
職員は、このような問題が起こった時に「解決できそうもない」とか「高次脳障害の方に問題がある」と思わないで欲しいです。高次脳障害の方の人を傷つけるような発言や行動には、それを言う・することの理由があると常に思って、それは何なのかと考えて欲しいです。また、それを言う・行うのはいつもですか?だれに対してもですか?と観察して欲しいです。そして、その理由やその時のその方の感情や行動に思いあたることが見つけられたら、どうしてそのような言動をしてしまうのかという思いを見つけて下さい(想像してみてください)。そうするとその方に、「こういうことですか?」とか「大変ですね」「嫌なんですね」などと共感の言葉を言ってあげられるのではないででしょうか。そうして、高次脳障害の方に「この人(職員)は自分のことを判ってくれる人」という印象がもたれ、意外と話がしやすくなります。そうして信頼関係が出来たら、きちんと「ここにいる人は○○な人なので少し理解して欲しい」とか「少し言葉を柔らかく言って頂けないか」などと話してみると意外と聞いてくださったりするのではないでしょうか。それでも、理解が乏しい状況の時は、そう容易く良い状況に出来るものではありませんが、職員が高次脳障害の方の思いにより添うことが出来れば、その方の言動が理解出来るので苦痛には思わないでいられるのではないでしょうか?そのように職員の接し方が変わると不思議にその方も変わってきます。その好循環を捉えてちょっとずつ良い方向に変わっていくものと思います。勿論変らないこともあるかもしれません。でも支援者が変わって知恵を絞ると良いアイディアが浮かんできます。出来ないと思うとその先には何もありません、益々悪い状況になってしまいます。
色々なことがまだまだ未知の領域ですが、高次脳障害の方々は一見悪くなっていくように見える時もありますが、長い目で見ると本当に良くなっていることがわかります。利用者が少しでも良いほうに変わったことを感じる時の喜びは大きい物です。ご質問頂いた皆様は、一生懸命頑張って下さっておられるし、私の言うことなどはすでにおやりになっていらっしゃるかもしれませんが、参考になれば幸いです。
その他、ご相談いただければ出来る限り応じて行きます。ご質問有難うございました。